
先週の相場振り返り(2018年9月17日〜23日)
国内の仮想通貨交換業者、Zaifハッキング事件を機に相場が反転した。
発表された20日、木曜日の夜中であったが、急落し、そしてすぐさまの切り返しもあり、ローソク足形状では底が入ったような形状になっている。
ただし、ファンダメンタルズ上は明らかにネガティブ材料である。
非常に悩ましい展開となってきた。
しかし週末のローソク足の値動きを見ていても、ショート勢が捕まった形状となっており、市場に買い方と売り方に迷いが出ている値動きにもみてとれる。
こういった場合、トレンドが反転することが多い。
明らかに不透明感の強い悪材料があるが、もしかしたら下落トレンドが終了し、再び上昇トレンドに回帰するのではないかと考えている。
各アルトコインもそれぞれ独特の値動きをしていることが多い。
今週はチャート分析多めで解説していきたい。
今後の見通し
まずビットコインは堅調さが増してきている。
アルトコインでもかなり弱い値動きを見せていたイーサリアムもようやく下げ止まりの兆候が日足ベースで見えてきている。長らくイーサリアム投資を敬遠していたが、投資戦略を変更するときが来たかもしれない。
また驚いたことにXRPが暴騰し、仕手筋の本気度が伺えた。
まさかこんなきっかけで相場が反転するとは思いもよらなかったが、テクニカルのみで見ていくとやはり反転形状にどうしても見えてくる。
今週から相場見通しをポジティブ方向に目線を切り替えていく。
ビットコイン
想定レンジ:65万円 〜 85万円
コアレンジ:70万円 ~ 80万円

日足ベースで黄色い線でトレンドラインを引いてみた。
水平線が何度も引ける65〜68万円へのトライだが、今回もサポートされた?と疑ってしまうショーターも多いはずだ。
小生のその一人である。
75万円の高値もあっさり抜けて下値と高値を切り上げた展開となった。
すぐさま再び75万円を下回りまた70〜75万円のレンジで推移をするならばまだ下落リスクが残っていたのだが、ちょっと様子がおかしい。
まあそもそも85万円近辺からの急激な下落もかなり不思議であり、売られすぎであったことを考えると、今回のZaif事件後の急騰でおあいこなのかもしれない。
それはともあれ、BTC日足ベースでは再び一目均衡表の「三役好転」成立に向かっている。
何度もこのテクニカルには失敗が続いているので次こそは期待したいとも考えている。
先方の黄色く囲ったポイントの雲が捻れれば陽転となる。
また遅行線がローソク足より上で推移、そして転換線が基準線を上抜けた状態を維持。
そして最後にローソク足が雲を抜けてくると条件がそろう。
そのためには80万円以上の価格で推移をしなければいけないのだが、ここを抜けたときは上値の伸びも大きなものとなる可能性がある。
90万円ぐらいまでは上値を伸ばすターンがもしかしたら来月中にあるかもしれない。
イーサリアム
想定レンジ:20,000円 〜 36,000円
コアレンジ:23,000円 〜 33,000円

下降トレンドラインをようやく右に抜けてきており、ピンクと黄緑で囲った四角のポイントは直近の高値と安値の部分である。
安値と高値を切り上げたタイミングなので、一旦下落トレンドは終息したが、大きなレンジ相場に移行した可能性が出てきた。
あれだけ弱い値動きだったがようやく躍動感が戻ってきたように思える。
一時2万円を割り込んだが、そこから50%近くの上昇を示現し、市場の流動性が薄いが、ここから上値を追いかけ始めると3万円割れで投げたプレイヤーが間違いなく追いかけて再び買ってくるだろう。
期待して待ちたい場面である。
今週から少しずつ押し目買い戦略を立てたい。中期ポジションでサポートラインが引ける25000円より少し上で買いを入れていきたいところだ。
ビットコインキャッシュ
想定レンジ:44,000円 〜 65,000円
コアレンジ:48,000円 〜 60,000円

44,000円前後を安値に反発した。
こちらもチャート上ではまだ緩やかな下落トレンドにも見えるが、ETHと同様に安値と高値を少し切り上げることに成功している。
Zaifでハッキングされたおよそ67億円相当の仮想通貨の内、BCHが20〜22億円という試算が公表されている。
BCHは流動性が薄いコインなのでハッキングされた分の20億相当の売りが入れば一気に価格を崩す可能性がある。
BCHの投資はひとまず見送りとしたい。
売りが出ている報道が流れれば、そこが再び買い場となる可能性がある。
今週は様子見でいきたい。
ライトコイン
想定レンジ:5,700円 〜 8,000円
コアレンジ:6,000円 ~ 7,200円

こちらも直近安値である5,600円をバックに踏ん張りを利かせた形だ。
ローソク足の実体は雲の中に突入してきており、方向感を失いやすい展開ではあるが、直近高値を抜けることができればあっさり8,000円を突破し、こちらは「三役好転」濃厚となるだろう。
1万円回復も視野にようやく今週中から買い戦略に転向したい。
目安としては6,000〜6,600円から買い指値をセットしていく予定だ。
押し目買い戦略でチャンスがあれば、っといった具合で。
リップル
想定レンジ:40円 〜 100円
コアレンジ:50円 〜 80円

急騰した理由は10月1日に向かえるリップル主催の国際カンファレンスで大きなポジティブ材料が出るといった噂で買いが大きく入ったようだ。
流動性が薄いだけ、動き出したら止まらないのがXRPである。
正直、投機熱がだいぶ強まってきているが、昨年同様にアルトコイン祭りはXRP主導で行われたといっても過言ではない。
チャートだけ見ていると、かなり大規模な組織だった介入のように見える。
そもそも、30円だったものが1日で90円も行くのは首をかしげるが、それだけ本気だということだろう。
10月1日のセルザファクトには気をつけたいが、一度は買いで入って勝負しても良いかもしれない。
ただし、ボラテリティが圧倒的に高いので注意しよう。
買いで入るなら、サポートラインが引ける40円手前、そして50円前半からだろうか?
一度の祭りで終わらせようとは投機筋も考えていないだろうから、もう一度大きな上昇で投資家を誘ってくる可能性は高い。
株式でいうイナゴタワー形成のシナリオも考えながら上手く資金配分していくと良いだろう。
決して高値では買わず、行ってしまったら諦めて他のコインに投資することも意識しておくべきだ。
注意が必要なのは今月末までにお待ちかねのビットコインETF、承認の是非を問う審査である。SEC(米国)がどのような判断を下すかわからないがチャート上で底が入った形状から考慮すると期待感が高まりやすい地合いになる可能性がある。
ただし、また承認が先送りとなった場合は、今年の最安値を割り込む展開も念の為想定しておきたい。資金管理に十分配慮して行動しなければいけない週となりそうだ。
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